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一回目の通し

一回目の通しが終わりました。英語では、一回目の通しを、特別に、stagger と呼びます。(って、今回、初めて知ったんですけどね)スタガーって、よろめくとかふらつくっていう意味で、どうして、みんな、急にふらついているのかと思ったら、一回目の通しのことでした。

一回目は、よろめきながら、ふらつきながら、なんとか通すってことなんですね。
あ、ちなみに、「通し」ってのは、今まで、バラバラにケイコしてきたことを、初めから終わりまで、一応、通してやってみる、なんてことです。スタガーに対応する日本語としては、「あら通し」って言葉があります。

と言いながら、以前、「荒通し」なのか「粗通し」なのか、議論が分かれたことがありました。「あら」の字にどちらをあてるか、分かれたのです。「かつぜつ(アーティキュレイション)」も、「活舌」なのか「滑舌」なのか議論は分かれています。ご存じの方がいらしたら、(歴史的にどちらが正しいのか)ぜひ、サードステージの事務所まで教えてください。

てなことで、なんとかスタガーをやりました。後半は、みんな、台本をもってやりました。しかし、プレビューまで、あと一週間なのです。大丈夫なのかなあ?とさすがに心配になっていたら、プロデューサーから、「イギリスの俳優は、論理的に納得したら、覚えるのは早いですよ。でも、論理的に納得できなければ、なかなか覚えられないんです。こっちは、小学校から、丸暗記の習慣がないですから。とにかく、理屈で納得しないと覚えないんです」と言われました。

つうことは、『トランス』は、納得できないセリフが多いってことなのよね。つまり、イメージでジャンプしたり、論理が飛躍したりして成立している部分がたくさんありますから。

うむむ。申し訳ない。
今日は、メレディスは、目にクマができていました。必死で覚えているのね。

今日の写真は、街でみかけた招き猫シリーズ第2弾。(いつのまに、そんなシリーズが)
西日を浴びて、元気に腕を振っていました。骨董品屋さんでしたから、招き猫自体は、あって当然のお店でした。はい。
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2007年05月31日 10:50に投稿されたエントリーのページです。

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