28日月曜は、イギリスの祝日(バンク・ホリデーと、英語では言います。米語だと、もちろん、ナショナル・ホリデーです。なんで、バンク・ホリデーかというと、どうも、銀行が休みなるからだそうです。変なの)だったので、ケイコも休みです。
え、祝日だとケイコは休みなの!?と驚いていたら、プロデューサーが、「休日にケイコをすると、俳優にもスタッフにも稽古場にも、「休日特別手当て」を出さないといけないんですよ」と説明してくれました。
なるほど。日本だと、正月だろうと子供の日だろうとお盆だろうと、勝手にケイコしてますが、イギリスはダメなんですね。
先週の日曜は、素晴らしい青空で、公園に行って、生きていることを喜びましたが、昨日・今日と、続けて雨。息が白くなる寒さに逆戻りです。
ここらへんが、ロンドンのロンドンたるゆえんです。しかしねえ、5月の終わりに、息が白くなって、冷たい雨に打たれていると、なんだか、「なんでおれはここにいるんだあああああ!!!!!」という気持ちになってきますね。
ケイコは、イギリスの俳優組合の規定で、2時間やったら、必ず、15分の休憩。食事は、必ず、1時間。4時間やったら、必ず、1時間の休憩。が、決まっています。
といって、まあ、日本でも、それぐらいはちょこちょこ休んでいます。
特に、トランスはたった3人が集中してやるので、ちゃんと休憩を取らないと、やっていけないのです。
あ、そうそう。土曜日。いつものように10時にいくと、俳優が誰もいません。10時29分まで待っても誰も来ないので、「こ、これは何かあったか!?」と一瞬、焦ったら、10時30分に3人がバタバタと走ってきて、「いやあ、喫茶店で読み合わせしてたんだ。ショウジ、今日は練習がないって焦った?」とラシャンが笑いながら言いました。
……君たちは、ものすごく真面目だ。