« ケイコは続く | メイン | ケイコ休み »

レイモンドを紹介します

27-05-07_0440.jpg

僕の書いた『ロンドン・デイズ』と『ドンキーホテのロンドン』を読んだ人なら、レイモンドの名前は忘れられないと思います。
僕がギルドホール演劇学校時代に、一番の親友になった男です。心優しきオタクです。彼のロッカーのドアの裏には、おねーちゃんの写真ではなく、ベケット(ゴドーを待ちながらの作者)の写真が貼られていました。しぶすぎます。イギリスの片田舎の出身で、友達が牛だと言っていました。

俳優になることに悩み、弱い者をいじめたサッチャー元首相を憎み、アルコールに逃げていく故郷の同級生を心配し、映画を見続ける、誠実な男です。

レイモンドも、もう、29歳(たぶん)です。正確に聞くのを忘れました。土曜日に、二人で、「ディス・イズ・イングランド」という映画をみてきました。なんだか、週末は、レイモンドといます。デートしてるみたいです。映画は、イギリスの田舎の少年が、どんどん、国粋主義政党の人間に惹かれていく話です。80年代が舞台なのですが、その当時にはやったロックがガンガン流れています。深刻で面白い映画でした。

「ロンドン・デイズ」のレイモンドからは、ずいぶん、大人になりました。レイモンドは、映画「ラッキー・ブレイク」と「コックアンドブルストーリー」でじっくりみれます。「ラッキー・ブレイク」は、フルモンティーを撮った監督の次の作品でした。間違いなく、日本でDVDになっています。コックアンドブルストーリーは、去年の作品なんですが、僕はまだ見ていなく、日本でDVDになっているかどうかも分かりません。

ロンドンでレイモンドがいきつけの喫茶店で撮りました。


あ、「トランス」出演者の三人のインタビューが日本語のサイトに載っています。よろしければ、どうぞ。

UK Adapta Internet Magazine

About

2007年05月28日 11:10に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ケイコは続く」です。

次の投稿は「ケイコ休み」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。