何かを撮る時間がなかったので、ケイコ場の自分を撮りました。8時間、ケイコして、英語のシャワーを浴びすぎて、演出席で放心している姿です。
いつも、ケイコの最初にゲームをしているのですが、んで、それは、全員の持ち回りなのですが、今日はラシャンの番でした。
ラシャンは、「ウインクマーダー」を提案しました。知ってる人は知っている有名なシアター・ゲームです。殺人鬼が一人、全員の中に混じって、ウィンクで一人づつ他に人にバレないように殺していくゲームです。
「じゃあ、鬼を決めよう」と演出補のサラが、紙を切って、全員で他の人に分からないように取りました。すぐに始めて、ケイコ場を歩き回ったのですが、誰も死にません。3分ほど、ぐるぐるとケイコ場を回っていると、突然、スティーブが真面目な顔をして、「聞きたいんだけど、今、引いた紙に、なにか書いていたら殺人鬼なんだろうか?それとも、白紙のままでなにも書いていなければ殺人鬼なんだろうか?」と言い出しました。
全員、おもわず、唖然として、「そりゃあ、なんかの印があったら犯人だろう。全部に印をつけて、一枚だけ白紙にして残して、それが犯人ってのはどう考えても不自然だろう」と口々に言いました。
当然ですね。どこの国でも白紙を当たりにはしませんわな。引いた紙になにかの印があったら、それが’当たり’だと思うのはグローバルスタンダードのはずです。
んで、みんな口々に、「印があるのが、犯人に決まってるだろう!」と叫びました。スティーブは、「いや、僕の引いた紙には、×印が書いてあったんだけど、犯人は、M って書いているんじゃないかと思ったんだよねえ」(殺人鬼、マーダラーのM ですね)と恥ずかしそうに言っていました。
スティーブは、大ボケかもしれない。
昨日、最後のシーンまでケイコできたので、今日、頭から二周目のケイコが始まりました。これまたトランスを知っている人なら、三人がマサのマンションで再会するシーンがあるのですが、ここでは、日本の初演では、夕暮れ(ブールハーツ)がかかります。んで、イギリス版では、音響のジャックが教えてくれたアメリカのインディーズバンドの曲を選びました。
ジャックが何曲か、芝居の内容と関係がある歌詞で、かっこいいロックを教えてくれました。
その中から選んだのです。
素敵なシーンになりました。