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英語は続くよ、どこまでも!

今日は、装置をチェックに行くのが中止になったので、また、いつものケイコでした。

んで、イギリス版では、『トランス』を知っている人なら分かりますが、最後の詩のようなものを、ドラマターグ(イギリスの文化を考えたドラマのアドバイザー)のトニーが、強く、「これは、古い芝居のイメージになるから、カットした方がいい」と言うので、カットしたのですがーー(シェイクスピアの時代には、こういう’後口上’がよくあったのです)

俳優たちに、最後の詩を参考までにと先週紹介していたのですが、今日、最後のシーンのケイコになったときに、「いや、絶対に最後の詩はあった方がいいよ」とスティーブが言い出し、メレディスが、「私、初めて聞いた時には、泣きそうになったのよ」と参加し、ラシャンが、「ちっとも古くないよ。今の時代にこういうことを最後に言うのは、ものすごく斬新だよ」と話し始めました。

「えっ!?そうなの!?」と驚きながら、アタック専門の演出補のサラを見ると、サラは、涙目で詩を読んでいます。そうかあ、どうしようかあと、話は2時間ほど続き、なんのことはない、最後の詩をやっぱり読むことになりました。

ケイコすればするほど、じつは、日本版のオリジナルの翻訳に近づいています。
なんだか、不思議な気分です。

俳優たちは、ケイコでセリフの気持ちが分からなくなると、「ショウジ、日本語版を直接、訳してくれ」といいます。んで、僕がその場でつたない英語で訳すと、「ああ、それなら分かる」とまた、「メイクセンス」を連発するのです。

しかし、しゃべることはできても、リスニングはいまだに不得手です。しゃべれるけど、聞けない。受験英語の典型的な症状です。受験が終わって20年以上たっているのに、まだ、同じレベルなのが悲しくって。

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写真は、バス停とフラットの近くで見つけたふとん屋さんです。
フトンももう立派な英語なんですね。
今日も、写真のように青空で、幸福でした。

しかし、木曜ぐらいが、まず、英語疲れのピークですね。

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2007年05月25日 11:25に投稿されたエントリーのページです。

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