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ごあいさつ

これは、夢見る時期を過ぎても、夢を見続けたいと決意した人達の物語である。
夢が終わっても人生は続く。
青春が終わった後の人生、物語を失った人生、それは夢のない人生と同じ意味じゃない。
夢のない人生を生きることは、人生から歌を捨て去ることと同義だ。
夢見る時期を過ぎても、夢を見続けたいとあがく人達の姿は、
愚かで滑稽で、そして格好良い。

そんなわけで、8年ぶりにやっと再演できることになりました。
ブルーハーツの音楽と共に、またこの作品を上演できることに興奮しています。
ロックが永遠の反抗、持続する抗議だとすれば、本当のロックとは何か?
本当の反抗とは何かを考えた作品です。
それも、深刻にではなく、ブルーハーツの最高の音楽に乗せて。
紀伊國屋サザンシアターをライブハウスにするつもりです。
ぜひ、心と身体の汗をかきに来てください。

鴻上尚史               

初演データ
KOKAMI@network vol.6「リンダ リンダ」

作・演出 鴻上尚史
出演 山本耕史 松岡充 馬渕英里何 北村有起哉 大高洋夫 SILVA ほか
リンダ リンダ初演画像 リンダ リンダ初演画像
[東京公演]
2004年11月16日(火)~12月5日(日) シアターアプル
[大阪公演]
2004年12月9日(木)~12月12日(日)  シアター・ドラマシティ
[福岡公演]
2004年12月18日(土)、12月19日(日) メルパルクホールFUKUOKA
リンダ リンダ初演画像 リンダ リンダ初演画像 リンダ リンダ初演画像

■初演時のコメントより
ブルーハーツの全ての曲、ブルーハーツ自体をリスペクトしています。
聞いていると自然に元気をもらえます。この作品「リンダ リンダ」も、生きていくぞと心底思える様な、エネルギー溢れる作品にしたいと思います。
2年前、ニューヨークでミュージカル『マンマ・ミーア!』を見た時、全編、『ABBA』の音楽だけで物語を進行していくという構成に、目からウロコが落ちました。
自分にとっての『マンマ・ミーア』を、「今はないバンドで、自分自身の気持ちを込められる」というところから構想しました。
これは、『ザ・ブルーハーツ』へのオマージュであり、同時に、『ザ・ブルーハーツ』の名曲に負けない音楽劇を作りたいという宣言でもあります。

鴻上尚史      

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