朝日のような夕日をつれて'87
第18回公演
1987.7.22〜8.17 新宿・紀伊國屋ホール
8.21〜8.23 名古屋・フレック スホール
8.26〜8.31 大阪・近鉄小劇場
9.5〜9.10 札幌・本多劇場

作・演出:

鴻上尚史

登場人物:出演


部長・ウラヤマ:

大高洋夫

社長・エスカワ:

小須田康人

研究員・ゴドー1:

勝村政信

モニター・ゴドー2:

筧利夫

少年・医者:

伊藤正宏


ゴドー1「あたしは初めて知った。愛は自分を殺して初めて成立するもんだと。女という種族とつきあっている時、無意識のうちに愛の返礼を当然のものとしている自分にある日気がついた。ガクゼンとした。物質的な返礼はもとより、いわく、肉体の報酬、いわく、希望の報酬、いわく、生活の報酬、さらに恐ろしい事は、愛することで愛される事が当然だと知らず知らず思っていた。いつかは私を愛してくれる。そのために走り回っているんだと。私はただひとつ正しいことを知っている。それは愛を語らう男と女には何もない。愛の返礼の期待。そんなもの愛じゃない。愛じゃないわ、愛じゃないのよっ!・・・・どうです。私たちと共に歩きませんか。無報酬の愛のために!」

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